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 本コーナーでは、"髭の講師"の澤田が研修で実際に体験し、見聞した事例を、日誌風に纏め報告しています。
 これまでの研修日誌はコチラ。 

活躍ぶりを確認してみましょう

  昨今の指導現場では、先輩・中堅クラス社員との学び合いの機会があります。先日は、ありがとうの言葉を社名にしました山九株式会社(物流・機工等の大手)のB・S(新人指導社員)研修をし、政令都市の一般・中堅技能員研修、深掘りポンプメーカーおかもとポンプ()の話し方講座のお役立てがあります。
  このクラスの活躍は、第一線の要として「任され、責任持って、関わる人の協力を得て目標を達成する」社員です。まさに、企業の評判を100(ここまでの価値)プラス1(新たな価値付け)=無限大にするか、100マイナス1(決定的ミス)=0(取引が終わる)かを左右する肝心要の人です。

 ですから、研修での確認は、次の3条件を踏まえた活躍ぶりです。
   ①当社のトップの考え方を自分のものにしている
   ②成すべき仕事の技術に自信と誇りを持っている
   ③社会常識を踏まえた品格を習慣化している

 
 具体的な活躍ぶりそれは、仕事上手で実績をしっかりと創る専門力と、チーム力を高める対人関係力の素晴らしさです。周知の通り、大谷翔平選手像です。

託されは期待される証なり

 
さて、B・Sの委託を受けるとか、新人・後輩の指導を託されは「期待される自分」こんな嬉しいことはありません。なぜなら、職場は力のある人のところに仕事が集まります。それだけ能力と人望が認められた証だからです。この機会を生かした経験は将来に向けて底力を付けていけるとき。自分に誇りを持って、期待に応えた活躍を楽しむ機会です。確認して診ましょう。

●自分が選ばれ、期待されることは誇りある自分である。そこから更なる成長への新たな実践がある
●新人・後輩の育みを支援・指導出来るとは、双方の人生の良き思い出づくりであり、「あのときの指導のおかげです」・・と将来の人生のパートナーとなる
●自己成長できる楽しみ。それは専門能力(仕事の質、量、技術、知識、)・人間性、指導力を磨ける機会である。なぜなら、周囲からの期待で観られる事は自分を磨く機会だからです。では具体的指導・支援の楽しみ方を確認してみましょう。

◆指導・支援の実践心へ

〇それは、世に言われる若者像でなく●●〇〇さんの個別対応です

  承知の通り、最近の若者は、安定志向、勤務条件が楽、福利厚生が充実している、無理しないこと・・・が大方であり、この仕事をしたいからとの職業観はない人が多いとか、今年の話題には、1日で退社、退職願い代行業の活用などの話題が人気を得たが、現実にそのような事実がどれだけあるのだろうか。単に面白さの情報に、大事に育てよ、パワハラは・・・育成論はいかがであろうか。

  筆者が指導現場での学びは、成長したい成長欲求も高いし、認めてほしい承認の欲求も結構高い。従って、頑張りもあるし。信じて欲しい、自己主張は苦手なほうなので、そこは少しは察して欲しい、時にはミスがあるがその原因を探り、再発なきよう努力する、もちろん、時々褒めてもらうと自信がつき、やる気が高まる。ましてや、同期の仲間には、私も負けていられない・・・。このような現実なのです。是非、個別の正しい理解に準じた指導支援を楽しむことです。でなければ、指導の無精を「最近の新人、若者は、こう言われている通り、難しい・・」と都合良いいいわけに巧みに利用することになります。

 「私のところの新人は良い。寄り添っての指導は楽しい」この心へに徹することです。

〇愛情ある叱り方は信頼を増す。

 指導の実践は、まずやってみせ、それはどうしてそうするのか言って聞かせて、させてみる。そして、後を診る。それはよいところを褒め、うまくいかない点は、叱り、どうしてそうなるか説明し、どうすべきか指導する手順です。

 従って、きちんと指導しての叱りは、例え多少の厳しい言葉であっても「パワハラです」ではなく、むしろ「きちんと叱ってくれる」との信頼度があります。なぜなら、叱るとは、教えたことが双方の善し悪しの評価軸になっています。ですから、相手には、出来ていないことの自覚があり、いつか言われるとの受け入れ感はあるものです。従って、きちんと叱ってくれるから安心し、自身への真剣に育てくれる指導者として受け止めるのです。

〇察するコミュニケーション

 仕掛けるコミュニケーションも大事ですが、関心を寄せ、目に映る行動から言葉なき雄叫びをつかみ、しっかりと心を受け止めることです。その実践は、
 動揺、悩み的心中は行動によりシグナルをおくっている事が多いのです。気にかけて観れば、挨拶、出勤時刻、歩きの後ろ姿、事への取り組み時の活力等の変化が一例です。その変化は相手から「気づいて欲しいとのシグナル」です。大事なことは、本人の状態(兆候)に早期に気づき、尋ね、聴き、小さい芽を摘みとっていくと良いのです。そこには「関心を寄せる」「気づく」「察する」「静かなる雄叫びの心を聴く」この実践です。これができるならば、メンタル不全を未然に防ぎ、ましてや「急にやめます」現象はありません。

◆さらなる貢献の楽しみをつくる

 企業活動は常に変化します。従って単なる維持型社員では企業の発展に貢献出来ません。自らの能力を最高に発揮すると共に、自ら新たなことに挑戦する積極型社員が、会社の評判を更に高める楽しみを得ることができます。ですから、現在、誇りと自信を持って活躍している自身が、重ねてきたキャリアを生かしてさすがの実績形成を楽しむ事が当社で働く喜びです。
 そこには第一線で活躍する真の実力型社員としての存在があり、当社だからこそ得る活躍(キャリア)のランクアップさせる機会があります。こんな楽しいことはありません。この貢献ぶりがネクストステージの基となるのです。

〇乗り越える気概、創意工夫の実践

 よく苦労を乗り越えたと言います。しかし、これは結果論です。多分にその渦中にいるときは、ただ目の前に出くわす厳しい、辛さ、悲しさ、苦しさへの対応そのものです。何ごとも、新たな想いに取り組めば順風満帆にすべてが行くわけではないのです。時には壁にぶつかる、躓くこともあります。従って、これを乗り越える気概や創意工夫の実践が想いの実現ヘの近づきとなります。

辛さの漢字の上部に一本線を入れると幸せの文字になります。辛さに逃げることなく一工夫の施しを加える実践を楽しむ事が良いのです。仏教詩人板村真民さんの言葉に「念ずれば花開く」との言葉があります。難しい事だけどもやろうじゃないかと新たな苦労をつくり、実際にやる努力を続けていれば必ず達成感の喜びがそこに待っています。若き一応の力を有した社員だからこそ成せることです。

〇人の力を借りる働き掛け

 自己力での限界があれば人の力を借りる働きかけをなせばよいのです。すなわち、想いに向けて、PDCAサイクルをスパイラルに回すうえで、Cの検討結果ヘの対応時、良ければもっとやってみようと楽しみ、悪しき状態には、じゃどうすると本気で立ち向かいます。それは他の力を活用する相談、意見を聞く、手を借りて乗り切りも一策です。よく耳にする「挫折しかけましたが、思いなおして、人の知恵も借りて継続した結果です 」拍手です。他の人の力を生かす、それは、質を高め、スピードを早めます。
 「おかげさまで」」の感謝の言葉をかけ合いは共に寄り添うパートナーシップのすばらしさです。実は、リーダーシップの発揮がここにあります。

◆任された活躍には、話す力を磨く事

 任されて・責任もって仕事をする上で欠かせない能力は話力です。しかしながら、「話す事が苦手」「話してもうまく伝わらない」という人もいます。当然、心配事となる、イライラ感が募る、しょうがないから自分でやってしまうとの声を良く聴きます。困る現象は、次第に話す機会を回避することになります。「必要なことを」「必要なときに」「必要な人に」「必要なだけ」「必要な方法で」伝える話力はどうしても欠かせません。でなければ組織力(任された範囲での関わる人との協力関係)を生かした活躍ができないからです。

 先日のおかもとポンプ()では、先輩、中堅、次期リーダークラスの社員対象の話し方講座でした。岡本社長の「社会人としても、大勢の前でも話せることは大事です」との社員想いに応えた学び合いでした。受講者所感では「今後、話の筋道をきちんとできるようにする。急がず間を取っての話すゆとりを気に掛けます・・」もありました。

 それは、活躍の遂行には、関わる人に「発信」し、「理解→納得→共感」を得て、協力を頂く、時には、会議での発言、プレゼンテーションや朝礼でのスピーチの磨きを掛けるヒントになりました。話は苦手、解ってくれているだろうとの無精は禁物です。当社への新たな貢献の楽しみも、話す力の磨きが不可欠です。

 今、テレビでは、熊本地震の被災状況の速報が続きます。「どうぞ最小の災難であることを念じます」と願い筆を進めています。ふと、10年前の熊本地震の被災地益城町を訪ねたときの美容室のドアーに張られた言葉がよみがえりました。それは「今日の涙を、明日は笑顔に」の言葉でした。周囲の建物が倒壊し、美容室の建屋も惨憺なる状態でした。当然、人とはお会いすることなく、マジックで書かれた文字にしばし釘付けとなりました。そして、「おいでいただきありがとうございます。頑張ります。応援してください。」と微笑みの表情を無理矢理描き、「応援します」と文字に手のひらを重ねた様がよみがえりました。今、どういう状態であろうか・・。

 改めて、現在を素直に受け入れ、だからどうする。明るくもの事を捉えて、今できることの最高実践を・・・と言い聞かせました。重ねて、第一線の要で活躍される人へのまさかの出来事の遭遇したときのエールの言葉として送ります。

         20268月 研修・講演髭講師 澤田 良雄筆)

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