ビジネス教育の株式会社ホープ Web Site
Humanrelations Organization Plan Education
  ホーム>髭講師の研修日誌

   *****髭講師のお薦め研修 実施しましょう。*****

●新人社員・職員研修
 ◆
単なるマナー研修でなく、企業人への脱皮、プロへのスタート、ビジネス話法、仕事のPDCA、対人関係、指導・注意の受け方・・等の即戦力化に寄与できる研修を施す。
 ◆勿論、ビジネスマナー(挨拶、名刺交換・言葉遣い、電話対応等を盛り込む。基本講義  と演習を最適に組み込んだ研修を組み立て緊張感ある研修とする。
 ◆
各社様の実施内容とリンクして対応する。
 
1日・2日間・半日・一コマなど要望条件に対応する。
  ◆社内講師による研修を際立てる一コマ、多項目の一枠にも対応します

  【テーマ例】
 〇学生から企業人への脱皮力          〇こうすれば対人関係は心配なし
 〇プロ、人財への実現に成すべき事      〇ビジネス話法の磨き方

 
〇早く一人前になる育てられ上手の実践法   〇自己を生かした働く楽しみ方
 〇ビジネスマナーまずこれだけは体得しよう  〇ミス無しの仕事への取り組み方

                 等など。要望によるテーマ及び項目を提案します。

●若手・中堅社員コース
●新任リーダクラスの実践研修
●新任管理職の基本研修
●指導実践研修
●話力向上研修

           
   等など。 ここ半年間に向けてのどうしても施すべき研修です。

▲是非実施する覚悟をお持ちでしたら、その目的、対象者、時間を指示頂ければ 取り急ぎ企画案をお送りします。
▲必要に応じ、お打合せに対応いたします(無料、交通費は東京起点として実費申し受けいたします)
▲諸団体様の場合は対象企業様宛の案内チラシ案も作成いたします。どうぞ気軽にご指示下さい。
▲講師料は、予算をお示し下さい。


      ご連絡は、当メールの返信で出来ます。お待ち申し上げております。


 
◆R社に観る企業の強さ

 R社は機械、電気、電子回路の設計・開発、試作、製作、ソフトウエアのコンサルテイングを駆使してお客様に最適なソリエーションを提供する企業である。創業20年、時流に乗り、逞しく伸展しており、企業名のリゾームとは「根茎」との意味がある。これは竹などの地下茎が伸びて、なにかにぶつかっても地上に芽を出し、さらに枝葉を茂らせて力を蓄えると、そこからまた地下茎が伸びていく様を表現しているという。この事は企業での多角化戦略を表しているとK社長が説く。まさにR社の伸展そのものである。先般管理職研修を担当した。その切り口は「当社の強味を確認し、さらに強さを創出していく」管理職パワーアップである。強味の分析から提起されるキーワードは、

 全社員が設計者・メカと電気と電子の総合的開発力・お客様第1主義・当社でなければ出来ない高度技術に基づく提案力・過程の仕事を丁寧に施す絶対的信用・ボトムアップを生かした団結力・お客様の要望に応えたオリジナル製品を製造できる・個人のスキルアップ育成に熱心・・・等である。まさに強さを産み出す本物感がある。

強い組織を形成する7つの実践の楽しみ方

 強い企業のコアは強い組織力である。その肝心な人財は管理職である。それは組織力を生かしたlead(リード)を楽しむ事である。改めて管理職について確認してみよう。

 管理職とはゴールに向けて、事のlead・人のleadをする人である。現実には組織の先頭に立って、方向性を示し、目的を示し、その実現の為に目標を決め発信する。そして必達力を持って事の進捗、人の献身力を最高の状況に発揮させる統率力を発揮していく。勿論そのプロセスで不具合が生じたときには即断即決での指示を施す事もある。そこには、率先垂範的実践力を持って逞しさが求められる。大事な事は、日頃から「この人の為なら」「この人ならついて行く」の人物的影響力が不可欠である。指示・命令で動かすのではない。このようなReadぶりを楽しむ事である。

 ならばそのポイントは何か。ここで強い集団力を形成する身近な実践ぶりを7条件として提起してみよう

①部下力の活用による全体最適を構築しよう

 プレイヤーの活躍も現状は否めない。しかしながら、部下への移譲、任せ状態を敢えて創り、部下力を生かす事である。部下の潜在能力を見いだし、引き出していくこの働きかけを部下は待っている。忙しすぎることは、度胸なき、抱えの安心から脱皮できない自身である。立ち位置に応じた潜在能力の最大発揮は、集団の全体最適をより高める。でなければ忙しがる上と、欲求不満の下との不協和音がはびこる事になる。

②目標の旗を掲げ点火する

 自身の想いを見える化し、総合力を結集した山登りで頂上を目指す事である。先頭に立つ管理職の「やろう!!」との強い覚悟の灯火は、関わる人の心に「よーしやろう”」と点火する。全員の心意気の強さは相互に支援しあう団結力ともなる。旗はなに?。それはトップを獲る事である。

③目標達成は部下力を高める指導実践にあり

 掲げた旗の到達は部下の現存能力では不足。目標とはできてない事であり出来たにするには新たな改善が必要。新たな改善は新たな学びなくして創造はできない。知識・技術・情報等を広く、深く、新たに付加する指導が不可欠。なぜなら組織目標達成は部下個々の目標達成の集積だから。ならば目標未達は指導不足のつけである。

④新発想による壁の打破

 壁は自身の経験則そのもので考えるあがきである。視点を変える、切り口を変える、発想の転換せよ、それは経験則を破り、新たな想いの巡らしに取り組むことだ。殻を破る、枠組みを壊すその第一歩は、「おやっ」「なぜ」「どうして」「こんな事って」とコウモリの目で診てみる事だ。コウモリの目とは反対、逆からの目線で問いかけることであり、よく言う「相手の立場に立って」とか「顧客目線」である。「なるほど」「そうだったのか」の気づきから「ならばこうしよう」との発想が浮かぶ。

⑤部下の喜働を助長する惜しみない一言のプレゼント

 任せ、責任持たせての活躍には、信頼しているとの安心感を抱かせ、タイミング良い褒め、認め、ねぎらい、励ましの言葉を施す事である。部下にとっては、自身の努力を評価される事は働きがいであり、期待に応えている実感が次なる活躍の弾みを付ける。それは、喜働に基づくやりがいである。

⑥まさかの時の示範力は、よりleadワーを増幅する

 順調な時ばかりでない。まさかの事態も発生する。自身のみでなく、部下の活躍現場でも起こる。この時の対応力が問われる。立ち位置、身の丈を素直に認め、自身でできる事、上司への相談、関連部門の協力依頼を即断即決して、どうすべきかの解決策を発信し、先頭に立って実践していくことである。いざというときに魅せる示範力はさすがの信頼関係を高め、引っ張るパワーをより強くする。本物の管理職の魅せる真骨頂である。

⑦異質の人を繋ぐ総合力の強さ

 R社の強さづくりは中途採用者による人財パワーにもある。異なる特性、異見を持ち合った人材が組織に新たに加わり、更なる強さを構築していく。そこには親和感を醸し、互いに引き合う支援関係が成される。この新戦力集団から新製品・技術を産み出し、強い成長力を成している。異質なる人的パワーを総合力化させる手腕が、個々の能力の強味を生かしうる事である。    如何であろうか。

 となると管理職のleadパワーに応えた強みを生かす社員クラスの強味を生かした活躍ぶりにも着目してみよう。

◆若手社員クラスが誇る我等の強味 

 和・洋菓子大手メーカーS社の若手クラス社員研修を先般担当した。入社4~7年の第一線で活躍する社員である。問いかけは「顧客様に安全安心を提供する我々の強味を生かした活躍」である。強味を一人2枚づつカードに書き出しグループ内で貼り付け生カードを一覧化する。いくつか紹介してみよう。

◎積極的行動=先を考えての向上心・自分で考えての行動目的を意識した実践力

 ・自分で判断した行動・報連相を意識した行動・状況判断した行動・時間を意識した行動
 ・次になにを成すべきかの把握・挑戦意識を持っている・ポジテイヴ思考・思いっきりの良 さ・前の失敗をバネに進む力 ・学びで気づいた事を生かした改善へのつなげ・目標に対 して努力を惜しまない・・・。

◎信頼関係=長い歴史から得た当社への信頼・当社社員の自覚・多くの人財が揃っている 安心感・学ぶ力・集中力・漏れ、ミス無しの落ち着いた確認実践・責任もっての仕事の遂行・専門能力(製造技術・接客・管理システム等)の自信・各自の人間性の尊重 ・経験から 来る創意工夫・柔軟な対応・・・。

◎環境=パートさんが安心して働ける環境・周囲への気配り・目的までの仕事の速さ、上  司、後輩から頼られる・上司、後輩へのサポートによる作業効率の向上・多能化社員とし ての適応力  ・周囲を見て次に何をすべきかを考える・知識、技術の自信ある後輩指導・ ・上司、後輩の間に入った行動・・・・・。

が上げられた。

 現状の強味はさらに高め、深め、新鮮味を学ぶ力によって強めていく事を人事戦略として掲げ、人材育成を施しているS社でもある。研修では、さらに当社の絶対的強さを示す安全安心の提供のために、この強みを生かした活躍をどう実践するかをグループ討議でまとめ上げた。以後、各自の具体的目標に落としこみ、組織集団の第一線の現場から産み出す企業のより強さづくりとした。

◆各自は完璧・一番・一流の強みが大切

 企業・組織集団の強さをより強く、その起点は社員個々の強さである。ましてや個人プレイでなく集団力を形成するには全ての社員が完璧であり、一流、一番でなければならない。一人のミス、未熟さが集団をゼロにしてしまうこともある。勿論、育成の過程や、不足、不備な時点での支援体制は無しというわけではない。

 N大の集団行動の凄さを見聞きしている人も多いことであろう。先日TV放映を観た。淸原伸彦監督が半年間かけて育て上げた完璧に演ずる美しき集団行進には感動する。基本は行進。50人、70人、一糸乱れぬ見事な集団による行進の美しさだ。8連続交差、15連続交差、縦・横・ななめ、圧巻は後ろ向きでの交差歩行である。一人が躓き倒れれば、次から次ぎへと躓き重なり、集団は成り立たない。勿論リズム、スピードそして、姿勢、腕振り、歩幅全て個人の完璧さが集団の完璧さの実現だ。45万歩、360km、130万歩、1200kmとは練習の歩いた数字だ。鍛錬、鍛錬の凄さの紹介の一例だ。「やれば出来る」監督の信念だ。体力・気力・精神力・・個人差があってのスタートだ。中には疲労、心労で貧血症状になる。「外れろ。」「やります。やらしてください」「皆さん”迷惑かけてすみません。一緒に練習させてください。」詫びて集団に入るメンバーもでる。本番二日前の出来事だ。本番大丈夫か。見事。見事。完璧。会場全体が称賛の拍手の嵐だ。

 清原監督が出口で「最高、最高、最高」と満面の笑みで迎える。そこには厳しさと優しさでleadしてきた満足感であろう。「ワーッツ」学生同士が抱き合い、泣きじゃくる。まさに汗と歓喜だ。淸原監督の強い集団を創り上げる手腕は称賛である。学生に檄を飛ばす一言に「N大だから出来る事をする」があった。そして、「誰かのためにやる」それは単に自分のためにだけではない。喜んでくれる、観てくれる、期待してくれるその人への応える事である。だからこそ仲間には絶対迷惑かけてはならないとの自律が極まる。と解した。

 毎年、より難易なテーマに挑戦続けていることも見応えがある。

 この事は2社の強味との共通項である。そこには当社だから成せる企業ブランド力の誇であり、企業理念の顧客思考(喜びを創る)に基づく活躍を全体最適で遂行していることである。そこには、強さをより強くの改革力が生きている。

 新たな想いで今年もより伸展を期しての企業活動である。敢えて強味をより強くする事への着目した人材育成の施しを紹介してきた。企業の強味、組織の強さを産み出す管理職の実践の楽しみ方、そして社員としての強味をさらに生かした活躍の有り様を切り口としての確認だ。結びは 100+1=無限大><100-1=0>を記してみる。

 現状の強さが100、そこに社員が+1の新たな強さを加味する。100+1=無限大、それはリピートを広げ(顧客のお取引拡大)、新たな評判にリピーター(新規顧客)が増えるとの表現だ。しかし、100-1=0もある。それはたった一人のたった一事の不が重ねてきた強味をゼロとし、他者の努力も無にしてしまう意味合いである。

 R・S社の各位が研修後、強味を生かした活躍を現在実践中である。100+1の強味がどれだけ進化したのか検証する楽しみを秘めて今稿とする。

<リーダー研修・若手社員・新人研修お手伝いいたします。>          

****************************************

■鬚講師の最近の出講の一部紹介です。年明けからも愉しみました。感謝。

◎和洋菓子メーカー社員クラス研修

 ①入社3年以内社員フオローアップ研修

 昨年7月実施後のフオローアップ。半年間の活躍報告を軸に、PDCAサイクルの活 躍のランクアップを加味する。併せて実力型社員の活躍期待に向けての成すべき事を学ぶ。現状の活躍状態での課題を提起しその対応策まとめ、今後の活躍の方向性をワ  ークショップでまとめ上げ、各自の活躍実践目標を設定した。受講者の今年の想いも 高く、新たな活躍の息吹を醸し出した研修で会った。

 ②入社3~7年社員クラスフオローアップ研修  3クラス実施

 次世代に向けての底力を蓄える時、多能化育成への対応も生かし、全社的視点での活 躍センスの啓発も入れ込む。任され責任もっての活躍を楽しむ実践策について、ワークショップを取り入れ、協力の働きかけ・指導の実践とより高める方策、ロジカルプレゼンテーションの演習・強味の分析生かした活躍の方向性などを導きだした。他部署間での異見交流はより視点を広げる刺激としてOKとの感想も多い。①②ともS社幹部・ご担当部門と創り上げていった実効ある研修であった。

◎県経済団体若手社員研修

 3回シリーズ最終回。12社30人の受講。各社で活躍する状況を紹介し、改善実践、後輩指導実践を情報交換、期待に応えた活躍のありようを討議する。業種、職種の異見の交換だがその事が良き刺激となっている。互いに今後の活躍に研修受講の縁を生かしうる事を握手して固める。定着対策への対応研修であったが成果を生み出せたと確信した。

◎大手鉄轍所協力企業会ベテラン社員研修

 協力企業各社から選ばれた受講者。職歴、企業の活躍条件の違いはあるがここまでの活躍には自信と誇りを持ちうる人だ。今後の活躍に向けての意思、技能継承の指導実践策、100才時代に向けての生涯現役での居場所づくりなど課題レポートの記載、講義、討議、演習を施し実施。担当者と共に準備から取り組み、円滑なる研修遂行とした。

◎地元商工会議所創業塾への支援

 既に卒塾した既受講者を一堂に会してのセミナー・交流に講師陣として参画、伴走支援を施す。創業実現者、もうすぐ、準備中などの現況を相互に紹介し合い、相互のパートナーシップに基づく絆づくりは好評であった。さすが勢いを持った人の交流は相互刺激の多い機会であった。

◎社会教育としての話し方教室

 お題拝借、自由テーマを元にスピーチ演習、個別指導を施す。毎月の継続講座である。

                                                            等などです。

寒波による被害に心痛めております。御社はいかがでしょうか。どうぞご自愛下さい。 

(平成30年2月 研修・講演鬚講師 澤田 良雄筆)

Copyright(c)2007.HOPE.,LTD. All rigrts reserved