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◇内なる魅力を外に魅せる化
 「視える化」は既に推進してきている。ならば視える化等で良い状態を企業の強みとして生かしていきたい。ならばどうする。

  魅せる化とは、そのような成果を外に向けて発信していく活動である。工場見学等は最たる事である。あそこの会社は整理整頓が良い、設備も人も凄いね、だから商品・製品は安心できるとの高い評価を得る。身近に引き寄せれば商品のパッケージ、キャッチフレーズ、試食、デモストレーション等の魅せ方の工夫で食欲・購買欲求を駆り立てる事もある。先日お会いしたT市の焼き菓子P店のSマネジャーはガトーショコラの従来の箱の改革に取り組み、100種類の利用品を蒐集し、独自に考案、売り上げが2割アップになったという。叉,若い社員らの魅せ方例はK市の装飾品メーカA社ではイベント案内用葉書を白地封書の郵送から、デザインも奇抜に、一筆手書き文を記しメール便にしたら集客は3割アップしたということある。
 
勿論、製品・商品の品質、納期の不断の実践も安心と信頼による 魅力ある力の実証として広く知られることにもなる。さらに、K県の黒酢メーカーU社では、送品に瓶割れしない完璧な梱包と、空けたときに一本取り出せるよう瓶ケース箱にビニール紐を掛けてある。その気配りには凄さを感じる。送る完全さ迄は気を配るが、使う側にたっての視点は結構おろそかにすることが多い。一歩先を考えての魅せ方がここにある。この出口はお客様である。そこには、企業の顧客志向に基づく風土や社員の「次工程はお客様」に基づく活躍ぶりがあると建設関連製品メーカS社のH社長は語る。S社は現在魅せるブランド向上活動に取り組んでいる。
  内なる凄さを、外に向けて伝えていく、この楽しみを魅せる化とし、企業のより強さづくりにいかす事である。

◇仕事ができる人「魅せる一秒の美学」
 2月県内経済団体主催セミナーとして「仕事力を高める「魅せ方」向上研修」を企画、講師を担当をした。若手社員対象だが、魅力ある社員の条件を導き出してみた。まさに見た目良し、中身も良し 即ち、仕事ができる・いい人である。具体的には次の7点に集約できた。
 ①人と出会った時に相手の心に灯火のともせる挨拶人間
 ②打てば響く言動で、相手に気配りのできる人
 ③人が好き、仕事が好きで関わる人に喜びを創る人
 ④当社の良さを知っていただく事の楽しみを持っている人
 ⑤感謝。謙虚、素直な人柄を自然に出せる人

 ⑥マナー、身だしなみをTPOに応じて、らしく、ふさわしい対応の出来る人
 ⑦仕事でさすがの実績を示せる人

                                                     ということである。

 ならば具体的にどうする。人は見かけだけで判断すべきでないとか、単なる印象だけであれこれ言うべきでないとの論調はさておき、生身の人では目に入る印象や、耳に入る言葉によって影響を受けることが多い。 だからこそ、魅せ方の要素として、まず、明るい表情、さわやかな笑顔、美しさのある身のこなし(立ち姿・歩き方・お辞儀・物の受け渡し・・)そして調和(理解レベル・相手との立ち位置における配慮ある)の言葉遣いであり、清潔感・機能性・TPOに調和した身だしなみへの実践である。

 この実践例を研修会場での場面対応で考察してみよう。それは、①会場に入る際、礼をして入る人、②挨拶言葉を発して入る人、③隣り合わせの初顔の方に頭を下げて、言葉を掛け席に着く人、④何度かお会いしている人とは目線が合った瞬間ニコッと会釈する人、 ⑤講師席の前を通るときには止まって一礼する人、⑥席を立ったときには丁寧に椅子を入れる人、⑦話を聴くときうなづいて聴く人、⑧出入り口の扉で重なるときには先にドアを押し、後者の方を先にする人、⑨筆記用具を、資料をお渡しするときには相手が使い易い、読みやすいように向きに配慮する人、⑩発表時には、姿勢、服装を正し、言葉遣いを丁寧にする人・・が目に映る。

 その行為の心中は「よろしくお願いいたします」「いつもお世話になってます」「ご一緒できて嬉しく思います」「話を聴かせていただき学ばせていただいてます」ということであろう。そこには「感謝の心」「ねぎらいの心」「依頼の心」「相手をほっとさせる心」がある。その真髄は「相手を思いやる、相手を認める、尊敬する」行為であり、「喜びを創る自然行為」である。前記した7条件そのものであり、その魅せ方の実践は一秒である。実に美しい。魅力がある。そこで一秒の美学と称した。

 言われればもっともだが、なかなかできていないのが現状。解っている、やればできる。しかしながら習慣化されていない、ものになっていない、実に勿体ない。それは、自分を正しく伝えてないからだ。よく誤解されているという人がいるが、相手が誤解するのでなく、自分がそれだけしか伝えてないのである。一秒の振る舞いでも魅力ある自分を印象づける「魅せ方」ができる。

読者諸氏はいかがであろうか。立場にふさわしいさすがの人徳を踏まえた一秒の魅せ方を、無意識に実践されているであろうか。

 実は、この一秒の美学は、日常の業務でも生きている。それは関わる人、とりわけ次工程はお客様の立場に立って事をなすことに通じる。従って施しの結果が「お陰でやりやすいありがとう」の喜びとなり、感謝の言葉として返ってくる。このように社員が互いに魅せる強さによる感謝の交流がなされる企業は、対外からの評価も高く、魅力ある企業として信頼を得ていることは周知の通りである。

 内なる魅力を蓄えている。ならば、魅せる化、その魅せ方の工夫・実践で企業の評判力をより強める事を楽しんでいただきたい。   春近し、蕾から花を咲かせる時である。  「 魅せ方向上研修」好評でした。お役立てると良いですね。
◆髭講師の最近の主な出講研修です

 大手製鐵所熟練者研修     1日研修×2所(大分・鹿島)
  55才社員。自信と誇りある活躍を顧みて、さらなる貢献力を楽しむ。キーワードは熟練力を生かした指導(技能継承)支援(後継者)、課題解決への対応等関わる人への施しに対して「おかげさまで」の感謝づくりをすること。それは当所に分身を残すことになる。さらには、将来に向けての存在はエバースマイル(いつまでも笑顔)の居場所を造ること。それは、いまここでの活躍ぶりが肝心。専門力は生涯の財産。生涯現役である。事前レポート提出を生かした本人、担当部門・所内講師・そして小生が参画してのぐるみ研修である。初の出講所も良き受講者であり、終了時の余韻が嬉しい。

県経済団体主催研修・新人コース         2コース
  県内中小企業社員の受講者。もうすぐ先輩。憧れの先輩像を確認し、1年目の仕上げの研修。他社交流を入れ込み、緊張と楽しさをバランス良く取り入れ実効を高めた。派遣企業様の配慮に感謝。定着と結びつける。

若手社員研修                 2コース
  全4回継続研修。建設、お菓子メーカ,IT関連、製品製作メーカ、アミューズメント、介護、中古車販売・・業種は多種・職種も多岐にわたる「だからこそどうする」の条件を生かしての実施。尽力の返りが叉楽しい。任されて責任持っての活躍をどう楽しむかに着目しての指導。演習を組み入れての異見交流が受講者の視点を広げる。活躍ぶりの交換からさらなる活躍のヒントを掴む事も良し。

印象良くする「魅せ方向上研修」         2回
 若手社員のスキルアップ研修としての実施。魅せるとは・挨拶の魅せ方、また会いたい会話の魅せ方、見た目の魅せ方、話し方・聴き方の魅せ方・自己診断してみようとの内容を軸に、参加者同士での印象チエック、プレゼン、名刺交換での相互診断、パーソナルカラーの診断と演出を折り込み、プレゼントカードの交換で心の魅せ方を仕上げた。受講者との交流は今も続いている。それだけ刺激ある研修となった。


◆士(サムライ)交流会を開催
 商工会議所指導員職員との協力開催。士業仲間のネットワークづくりを目的とし、3名の提起講話と参加者によるグループ対談。異なる士業であるからこその交流は今後の活躍の連携として生きてくる。好評な士イベントで会った。

                                等などです。

*********新人研修お手伝いいたします*******

1日コース・2日コース
一コマ対応(2~3H)

内容項目(単なるマナー研修ではありません。早期戦力化に役立ちます)

   学生から企業人への脱皮           ⑦貢献できる社員の意識
   プロになる、その条件と今からの取り組み ⑧評価を高める報連相実践法
   ビジネスマナーをマスターする実践コーナー⑨育てられ上手の実践法
   不安なき対人関係づくりの実践法      ⑩メンタル不全に陥らぬ法
   ミスしない仕事の取り組み方の実践法   ⑪ビジネス話法はこうする
   実績形成する仕事への取り組み方     ⑫仕事のマネジメント法

方法 内容項目をチョイスし、御社独自企画とする。勿論、時間、目的、人数、御社の全体研修とのリンク等を最適にリンクさせる。

そして
●受け入れの研修として

  ①  新人との出会いは生涯の財産      ⑤上司、人事、メンターとの連携
  良き関係をつくる実践法          ⑥対話と聴き方のスキル
  指導の計画→実践→フオローの実践法 ⑦指導の実際
  基本スキル説明力の磨き方        ⑧ほめ方・叱り方の極意

等々を基本に、御社の実施条件(人数、時間・目的・役割など)に基づき、御社独自の実施企画。とする。どうぞ気軽にご一報下さい。髭講師が直接対応いたします。
                                                 以 上

(平成28年3月9日 澤 田 良 雄筆) 

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