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◆年初出講先三社に診る 

トップの新年メッセージを拝読・拝聴すると、人材育成を強化するとの文言が目につく。年初から出講した企業各社でもその機運が顕著である。いくつか紹介しよう。H県の和菓子、洋菓子メーカS社では、「私たちは食文化の向上を通して豊かで平和な社会の実現に貢献します」「食を通してお客様に夢や感動を与え、この地域を豊かにしていく使命があります。・・まず、私たちがこの多種多様な食の楽しみ方を実感していかねばなりません。そしてその良さを伝える力を養うことも必要となります。最後は「人」で決まります。様々な仕事に興味を持ち,チャレンジして「人」の力でこの厳しい時代を生き抜いて生きましょう」とI社長。S社は70周年を迎えると共に、新工場が本格的稼働の現況である。新人事制度も整備され,若手社員層には多能化も柱立てている。今回も部門長とパートナーを組み、常にネクストステージを目指す内容を組み立て支援した。受講社員の心意気も高く、今日までの活躍ぶりに新たに変えていく楽しさを期しての研修となった。

 また全社員60名が胸に「笑顔バッジ」をつけた印刷関連業のD社の研修も楽しかった。D社は営業主体であるが,製造・管理部門も加わり、各地から集合しての全社員研修である。既に多様な研修を重ねてきており、笑顔バッチにふさわしい社員気質と社内文化が気持ちよい。新年心新たに「基本を再確認」する。その第一弾としての話力向上に着目し,笑顔で学ぶ話し方の内容とした。演習も取り入れ、緊張と,終えた瞬間の笑顔が素敵だ。ちなみにA社長は学生時代落研で鍛えた人、従って笑いを引き出す話力は見事である。ここでも小生と共に支援し合っての実施であった。

基本に着目では「5S活動を徹底し、魅せる会社を実現しましょう!」と年頭所感で明言したのは建設工具のトップメーカーS社のH社長。全社あげて会社の品質を高め,より魅力ある会社づくりを・・ということである。社内での見える化は既に進んでいる。ならば,外に向けてその良さを発信していく事が大事。それは「魅せ方」です。と断言するH社長の想いである。そのためには社員のやる気、社員が成長や喜びを体感できる職場環境づくりで躍動すること,従って人財育成力のアップを・・・との表明である。早速、メイン工場幹部からの要請で、5S活動KAIZEN研修をスタートした。

 まさに変化の時,その先取りと対応する力は「学ぶ力」如何である。学ぶ力は今出来ないことをできるにする肥やしであるからだ。まさに「変える力」である。

 新年「新たな想い」は,今出来てない状態での仮説。それを実現していくには、今までの経験値(経験してきた能力)だけで事が打開できるならこんな楽なことはない。経験則を生かして、新たな改革事例を社員各位がそれぞれの役割・立場で創り出し、その累積した分だけ、企業の強さが他に勝っていくからである。新・初・独(自)・難()のキーワードがそこにある。

◆すぐ取り組める育成の機会づくり

 各団体の要請で出講する機会も多い。各社が会員となっているサービス機関である。セミナー受講料は安価である。無料もある。本気で育成しようとするならこの権利を利用しない手はない。思い切って受講させれば良い。留守しても決して組織としての仕事の停滞はない。必ず周囲が補う。そこには秘めた能力が発揮され、思わぬ協力関係の強さも醸成される。だからこそ受講後の学んできたことの実践意識の高揚にも繋がる。特に上司クラスが留守になる事は、カバーする後輩の次期に向けた育成の機会でもある。

行政でも自治研修所、市町村職員研修センター、広域行政事務管理センターなどもある。

 しかも、外部講師活用の相談対応もあり、最適条件講師の紹介や実施条件への調整支援もある。あるいは補助金活用もある。できない理由を考えるよりどうしたらできるか、打つ手無限。その一例である。

更に手元に着目してみよう。本気で育成を考えればその実践機会は随所にある。日々の業務活動での機会活用をいくつか記してみよう。

   上長から仕掛ける=一言の掛け(ねぎらい・感謝)の言葉)、会話・会食での談義、ミーテングの機会も生かせる。勿論言行一致の率先力が示範教材となる事は周知の通り。そのためにはトップ・上長の学ぶ姿勢が第一である。

   朝礼利用=基本動作での挨拶、声だし、業務の情報提供での褒め、アドバイスは参加者共通の教材となる。視野を拡大する機会としての活用は「職場の教養」(倫理研究所発行・日ごとのコラム内容が良い)が最適である。実施に対しての無料指導もある。

   目標管理的仕事の推進=目標はできてない状態、できるにするためには学ぶ事による変える行使が不可欠、上司からの指導支援、本人の自己啓発実践が必須状況となる。OJTの実践がここにある。

   任せる事=仕事の割り当てに思い切ること。責任感から学ぶ勢いが増幅する。訊きに来る指導機会は最高の指導効果を生む。達成感は更なる自信の高まりとなる。それには上司の支援が肝心。「やったーの喜びを創る責任が任せた上司にある」からだ。

   報連相の機会活用=受けるだけではない。報告ではそのプロセスの努力に目をかけ褒めと、もっとこうすると良かったかなーの示唆は、効果あり。相談は不安、不解だから来る。求める学びは最高の効果あり。案外、忙しがる上司がこの機会を軽視する。

部下から寄ってくる報連相は減少する。

等がある新たな想い、末には満面の笑みでガッツポーズを取ろう。その第一歩は

「いつやるの」「今でしょう」。「やりたい」「やろうと思っている」「やるように頑張ってみます」こんな楽な言葉ない。なぜなら何も実践していないからである。

本日、出講した経済団体での若手社員研修の終講(4回コース)の結びの言葉を反芻し、結びとする。
研修実施に関するご相談・気軽に一報ください。髭講師が担当します。

髭講師の最近の出講日誌

●県経済団体新人研修  1日×2回
 
4回シリーズの最終項・心身の健康・もうすぐ先輩や員ならばどうする・自分磨きの実践法・選んだ会社にまちがいなし腰を据えての活躍する楽しみ方等演習を取り入れ、かつ異業種交流会も取り入れた。相互に親近感も高まり、今後の活躍に握手でエールを送り合い半年間の終講とした。

●行政折衝・交渉力向上研修 2日間コース×2会場
 
早朝善光寺でのお数珠をいただき今年もスタート、協働関係での業務推進での折衝の基本。スキルを実習で体得していく研修が特色。説明力・説得プゼン・集大成はデイべート的討論。論理と伝える力量と応酬の逞しさを組み入れ、動くやりとりの実感を体感する。終えたときのグループ(組織)仲間の達成感がほとばしる。長年続けてきた小生の自慢の研修だ。

●話し方セミナー  半日
 
全社員研修。笑顔で学ぶ話力向上研修とし、対人関係をつくり深める話力・説明・筋道づくりなどの基本確認と演習。会場いっぱいのグループスピーチ実習は圧巻である。笑顔が生きた研修となった。

●メーカ監督者コース・社員コース  1日×2コース
 
昨年7月実施のフオローアップ研修とし、掲げた実践目標の実施状況の確認、部下指導・課題解決の追指導を累積して今後の活躍の方向性を創り上げた。継続しての研修は、実を産み出し効果的である。受講者の取り組み姿勢も見事であり良き研修を皆で創り上げた。幹部ともに、創り上げていく研修も特徴。

 同様の進め方で、習慣化する術を討議し、追加内容は改善、ネクストステージに向けての活躍の有り様を修得。意欲高き社員の反応ある研修となった。


メーカ工場の5S研修  半日
 
5S活動・小集団活動での改善活動の取り組みに関する内容を軸に、活発なる意見交換を生かした進め。各自の役割をどう駆使するか当事者意識の高まる機会となった。以後、継続研修とする。
 
               
                                                         等など

こんな研修必ず役立ちます

ネライ
 
持ちうる専門力・想い・人柄の良さは内なる魅力である。しかしながら快く伝わる能力がなくてはいかす事が出来ない。従って内外問わず対人関係を充実し協力関係を強めていくには印象良い魅せ方である。今回はこの切り口から、好感度高い印象づけに関する方法を学び合って参ります。

 ≪内容≫

 1.出会いを生かす魅せ方(出会いの印象がまず勝負・一言の挨拶の工夫)
 
2.親しさを深める魅せ方(会話上手・マナー品格・好感力の高めの工夫)
 
3. 内なる想いを提供する話し方・聴き方の魅せ方
 
4. 日常の診断による魅せ方の改善ヒント
                                                      以 上

*2/18.および23日13:00~17:00の2回 千葉県中小企業団体中央会主催で実施いたします。お問い合わせください。

(平成28年2月3日 澤 田 良 雄筆) 

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