ビジネス教育の株式会社ホープ Web Site
Humanrelations Organization Plan Education
  ホーム>髭講師の研修日誌

 今年は未年。未来、未然、未熟と言葉が浮かぶ。そして綴ってみると、未来の的を創り,その達成のために必要能力を確保しつつ、鋭く先を読んでの手の打ちでまさかの事態を未然防止するともなる。新年どんな的を策定し、その戦略をお考えであろうか。各誌・紙とりわけ各社トップの辞に注目すると、新たに取り組む製品・サービスづくり、確保する金額、技術・市場開発を上げつつ、そのためには人材育成の重要性を説いている。小生が長年人材育成面で関わってきた創業60年のN社会長の言葉にも「創業起点回帰を前に改めて強く思うのはどうしたら人材を育(はぐく)めるかについてです」と社内報に記している。企業は人なり。経営の三要素は人、物、金というが人が一番元に来る。「当社の財産は社員なり,社員の成長が当社の成長なり」と掲げた大手製油所関連企業社長の言葉も脳裏に浮かぶ。7年間支援して来ている企業でもある。又、小生が今年も初研修を担うN県研修センター所長談でも、変化対応は職員力を高める事にあると託される。

◆木は幹と枝葉如何が問われます。
 改めて「未」の文字の成り立ちを知ると象形文字で木の枝葉の茂った様を示すというとのことだ。未来に向けた企業の的の方向が木のてっぺんだとすれば、その幹、枝は社員である。各々の職責(枝先が)具体的目標)に応じた太さ(能力・器))と美しさが肝心である。枯れたり,折れたりしたのでは困る。そのためには肥料を施し(育成)吸収して生かす(自己啓発)活動が欠かせない。さらには病原による腐り(不祥事)は剪定(叱り)せねばならない。叱れない,厳しいことは時代的でない、こんな詭弁を発する人望なき指導者では困る。

◆集団行動力は経営の共有化です。
 
人材とは今持ちうる現有能力で有り、新たな的に向けた人財条件との間には不足能力がありまさに未熟なのである。もしそれがないというなら前年度の的が低レベルであったことになる。だからこそギャップを埋めていくプロセスを育成というのである。未年の年賀状を味わい深く読むと、穏やかで人情味が厚いのが羊、群れを成す羊は家族の安泰を示しいつまでも平和で暮らすことを意味していますと解説してくれた人もいる。まさに集団行動力は学ぶべき事である。企業の集団力は、「経」とは企業理念であり「営」とは戦略である。経は変わらず営はは変わる。だからこそ全員参加での総力結集は、経と営を全社員が共有していることである。その事が企業人なのである。この「経」と「営」が浸透してない企業も多いのは何故だろうか。企業内研修の軸はこのことであるからだ。
 年賀状でただ1人「同質化競争から抜け出すために、もっととんがれ」と並ぶ群れの中で一匹だけ首を立て顔を上げた羊を描いてきた人がいた。一理あり。木には接ぎ木もある。思い切って新たな活躍の場、取り組みをさせるチャンスを与えることも良い。また異才の潜在能力を見いだし顕在能力として生かす、未来に向けた育成にも着目したい。その軸は経と営であることは言うまでもない。

■八番目、良さを生かした実践力が末広がりを決める
 さて、小生の講師活動も1/6善光寺で早朝のお数珠(7時、読経する僧侶群の要の住職が本堂にお入りになる階段で頭を垂れ、数珠で触れていただく)を頂き、スタートした。(行政職員折衝向上2日間コース)おや!「善」の文字には羊が入る。 待てよ、美、養、祥、皆良き意味を持つ。また「 洋」これは広い海だ。洋食といえば西洋料理、今は日常の食とし異食でない。和洋(中)折衷だ。勿論 今や高い評価を得ている和食に胸を張っての事である。切り口を人材条件とすればグローバル化への対応ということになる。そういえば、干支で子、牛、寅、卯、竜、巳、午、未と数えてくると八番目である。八は末広がりだ。ならば、年頭にしっかりと成すべき事決め、着実に実践(時には建設的変更)していくならば結果は大きな裾野づくりを成就できるということだ。そこにはああしてこうして計画満点、実行せぬが玉のキズでの未達はないということだ。

■小生の今年成すべき指針は「おかげさまで」
 
 いずれにしても、考え、実行するのは人、ならば前段で記した人材育成に、今年も共に本気で取り組む年としていきましょう。 小生のその取り組み心と指導指針を「おかげさまで」と今年も掲げた。この指針は大手製鉄所55才研修で提起している事も紹介しておこう。我が国の強みを生かす事を軸としてのキーワードを組み入れた。
 
「お」 俺が俺がのが「我」を捨てて、お陰お陰の「げ」で生きる 。利他主義での実践。
 
「か 過去から学ぶ改革力、失敗は成功の元、改善は足下を固める。熟練力が生きる。
 
「げ」 元気パワー。元とは理念、目的を外さず、気は変化対応の積極的気概。できない理由を考えるよりも、
      どうしたらできるかを考える、壁は自身の現状前提の心なり。

 「さ」 先を読む、想定外の言い訳は他責を作る。点から上昇線での想定力がいきる。
 「ま 誠(実)、真(心)、信(用・頼)が生きた倫理観が第一。偽の文字は御法度。
 「で」 出会いが生きる。異見者との縁は論理の幅を広げる。出会いの縁作りはハガキ道。

 おかげさまでと、共に感謝できるのも人と人の相互交流があってのこと。さらに互いの持ち分での支援交流がより、感謝を深め、謙虚さが人徳を磨いていくことである。小生は、ご担当者とパートナーシップを生かした研修の実践を重ねてきた。おかげさまで継続、ご紹介、何年ぶりでのお声がけも嬉しい。。
 
新年始めの慌ただしさから落ち着いた日々のこの頃。新年度に向けての絵図面を書き出す中に「人材育成」の文言をじっくり組み込んでいくことを念じます。

 本年もお役に立って参ります。どうぞお気軽にお声がけください。新たにぬくもりの毛を増毛いたしてお待ちしています。    

  ●お薦め研修・講演テーマ
  
(民間企業・行政、経済団体等、業種、職種、規模等の諸条件に対応します)
 ◆社(職)研修)員力を生かし育てる実践法
 
◆部下が生き生き活躍する意欲喚起の実践法
  ◆集団力は上司のコミュ二ケーション力によって決まる。その実践スキルアップの法
  ◆新任上司の基本研修は必須なり。こうすれば期待以上の活躍ができるその条件と実践スキル

 ◆新人研修 (1日、2日間、2~3時間いずれも対応します)

  ◆新人指導者の研修(同上)
  ◆若手、中堅社員のランクアップ研修ーこれなくして定着対策ならず
  ◆高齢者の活力ある活躍条件と誇りを生かした実践法                                           等 々

 実施に際しては、目的、時間、人数、などの条件を元にオリジナル企画を提案いたします。講師料はご意向に配慮いたします。まずは実施する事を決めてお気軽にご一報ください。

(平成27年1月27日  澤田 良雄記)            

Copyright(c)2007.HOPE.,LTD. All rigrts reserved