迎える年は更なる希望の年だから望年会という。「この年にあったことを忘れるのでなく、あったことを土台に、新たな年に更なる望を持って志を固めることの方がウキウキしますよ。」出講先企業ｋ社長の話に共感し、その後２１年活用して来た。まさに、出来事の事実は消せない、時にはリセットしたくてもである。忘れたいと思っても忘れられない、忘れさせて貰えない、忘れてはいけないと背負うこともある。勿論、上手くいったことは、それを基準に、更なる期待を創ったことも現実だ。でなければ単なる一過性、たまたまの評価となる。それが仕事であり人生だ。「人と過去を変えることはできないが、自分と未来は変えられる」と良く言われる。例えうまくいかないことがあっても失敗は成功の元である。時として「先生もそういうことがあったんですか、ビックリしました」言われるが、過去の事実は、その後の有り様によって、価値は変えられる。小生の持論だ。

　ならば、新たな望づくりは、業務推進のＰ(計画）Ｄ(実行）Ｃ(検討）Ａ（処置、新たな対応）のサイクルを回すことと同様だ。回すと言っても平行サイクルでなく、上昇サイクルに回すのは周知の通りである。望年会の時期、賑やかさを楽しみ、新たな望を見出す機会とする事も願いたい。

　今、手元に地元経営者のモーニングセミナーで発表した今年の言葉がある。「おかげさまで」と書いた。出講先役職勇退を節目とした熟練者研修で提言している事を共に実践することを期しての事だ。現在あるのも関わる人の支えのお陰、ならば、培った能力（専門力･人間力）で今度はお返ししましょう。そこには、育成と支援の最高実践がある。その施しはやがて「あなたのおかげで・・。」と感謝として返ってくる。組織の新たな立ち位置での、活躍マインドと働きがいの軸として提言しているのである。ならば小生にとってはどうか。関わる方々(ご依頼者、ご担当者、ご紹介者、受講者・・）にお役に立てる機会への感謝と「おかげさまで、社員(職員・会員）がこう変わってきましたよ」「自信がつき実績がこれだけ数字アップしました」「仕事への取り組み方、生き方に前向きになりました」「話を聴き、元気を貰いました」「素直に自分の強み、弱みに気づきました」等々、感謝いただける様、悔いのない最高実践を施すことを期すことであった。どうだった？　研修後、お手紙、電話、メールも頂いた、重ねての機会も頂いた。新規出講も増えた。この事に感謝し、今後への励ましとし、更なる精進への意気込みとし、勿論、反省もある。それは、より高める自分磨きの気づきとしての感謝であった。

　来る年への「昨日の我に今日の我勝つ」小生も説く言葉の一つだが、新たな望みを持つことが、次の機会により高いレベルでおかげさまに繋げることができるのだ。新たな螺旋状の望は自分磨きも必至条件だろう。

　タイトルの「往く道は精進して、忍びて終わり、悔いなし」この言葉は、先日天に旅立った高倉　健さんの座右の銘として紹介されている。爆読みした各紙・誌に寄せられた各界各氏から、「生き方、仕事への向かいざま、関わる人への温かさ、律儀、男気、プロ根性、一途、不器用ですから・・」の言葉を過去を忍びその影響力の感謝として紹介されている。まさに「健さん、あなたのおかげです」である。その凄さに感動し、小生の足りなさの学びとも成った。まさに本物の凄さである。紹介の言葉は天台宗比叡山延暦寺の阿闍梨（あじゃり）酒井氏から贈られた言葉である。壮絶な千日修業の回峯行を二度満行を成した凄さを持った人である。本物だからこそ、その言動の反映力があるとの学びは、鍛錬の必要性を教示していただきもした。

　新たな年の小生の望も、その心意気を生かし、「おかげさまで」の事実を、高く・新しく・大きく・広くするとの心に弾みを付けさせていく現在である。

　目にする情報に流行語「ダメよ～ダメダメ・ありのまま・カープ女子・壁ドン・危険ドラック・ごきげんよう・レジェンド・・・」今年の一文字「税」そして、今年の出来事の記事が飛びかう時期である。読者諸氏（企業・個人）ではどんな出来事のあった年でしょうか。

　自社、自身の継続的ビジョン、目的、目標の今年のＰＤＣを確認し、３現主義(現実、現物、現場）に即して、継続的ビジョン、目的、目標に向けて、更なるランクアップした状態づくりを（Ａ）、迎える新年に何を望んでいくかを考える機会としたいものだ。「曲がった先に、きっといいことがある」（花子とアン）と明朗での視点がいい。

　特に、企業は人なり、人材育成、自分磨きにも着目していただきたい。それは、弊社名はHOPE（ホープ）希望、「君が我が社のホープ」「私は我が社のホープ」と、常にトップと社員間での本物の信頼感を確固たるものにしていただきたいからである。 本年のお引き立てに感謝し、来る年も一層の支援・指導に尽力して参ります。　  　

◆最近の主な出講研修例です。

■県経協若手社員研修

 　若手社員交流会と称して県内企業で活躍する社員40人。活躍期待とその実践法を講義・演習をし、受講者の交流を施す。自信持っての企業紹介、活躍ぶりをやりとりし、今後の活躍の有り様の提案は見事な発表であった。受講者参画の盛り上がりのある研修となった。定着対策研修の意図も含ませての要望研修である。

■商工会議所　トップ幹部向け戦略セミナー

　部会（分科会主催で事業継続戦略セミナーとして、人材育成のテーマ。他に中小企業診断士、社労士、弁理士と組んでの一日セミナー。地元企業のトップ幹部が受講され、地域貢献への実践として喜ぶ。

■雇用促進、定着対応セミナー

　商工会議所、職安との協賛セミナー。管理者研修として社員の働く満足をどう創るか、育成、モチベーションの実践法を指導。熱心な受講者と共に時勢対応のセミナーとなった。

■後継者塾話力上達セミナー

　県倫理法人会主催セミナーで、今回で１７年目の出講。トップ幹部として話力は基本能力。その磨き方（筋道立てて、わかりやすく、印象深く、感じよく）を伝授。各自のビデオ撮影を取り入れての演習。実効上がる研修として評判。

■県中小企業団体中央会新人フオローアップ研修　　　　　　　　　　　　３回

　なれてきたからこその信用ある仕事ぶり、心身の健康管理、先輩社員の条件と自分磨きを項目として、実技指導、グループワークで今後の活躍の有り様をまとめる。３回連続受講者もおり、企業からの信頼度の高い研修で会った。

■ＮＰＯ法人上司力アップ研修                                                         

　今こんな上司を求めている、満足感を高める働きかけの実践法、女子力を生かすリーダーシップについて対話型講義、受講者でのグループ編成による交流と実践情報交換。地元企業の受講者で有り、今後のビジネスネットワークづくりも好評。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　等などです。

　＜お役立て情報＞
　　新たな年に向けての研修・講演に尽力いたします。気軽にご相談ください。条件(目的、企業特性、時間等）に対応して、オリジナル企画を提案いたします。　実施意向が固まっておりましたらお打合せに伺います。研修コース、内容などの一例を記します

◆新任管理者、リーダー、(次期も含め）の早期育成
◆中堅クラスの活性化、ランクアップ活躍法
◆新人の早期戦力化に関しての新人研修・受け入れ研修・指導員研修・上役研修
◆熟練者としての関わる人へのおかげさまづくり実践法（マインド、育成スキル）
●部下力を高める育成・指導実践法（演習と講義）
◎対人関係をつくり深めるその実践法（自己診断・相互交流）
◎デイべート的討論を入れ込んだ論理的議論のスキルアップ（演習）
●協働力を高めるコミュニケーションスキルアップ
◎この能力がリーダーシップの決めてー話し方・聴き方スキルアップ(演習と講義）
□折衝・説明力・説得力のスキルアップ（演習と講義）
◎部下の職場満足を高める実践法
◎定着対策

　この上役、職場、会社だからこそ私が選び続ける価値がある｡その条件とは・・。

少人数ＯＫ・講師料相談に応じます（無理なく実施できるよう応援します）。　どうぞ気軽にご一報ください。
ごきげんよう

（平成26年12月20日　　澤田　良雄記）