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 20年来忘年会を望年会と言ってきた。きっかけは、地元企業の年末行事で講話に出講したとき。50人社員の企業だが、ユニーク社長らしく年の括りの宴会の前に、勉強会をとの意図で望年会と名付けてのイベントだ。なぜ望年会か問いてみた。答えは「この年にあったことを忘れるのでなく、あったことを土台に、新たな年に更なる望を持って、気持を固めることの方がウキウキしますよ。」とのことだった。なるほどと、その後活用して来た。

 まさに、出来事の事実は消せない、たとえ上手くなかった事であってもだ。忘れたいと思っても忘れられない、忘れさせて貰えない、忘れてはいけないと背負うこともある。勿論 上手くいったことは、それを基準にして、更なる期待を創ったことも現実だ。でなければ単なる一過性、たまたま、まぐれとの評価となる、一発屋で良いことはない。時には0スタートにリセットしたくてもである。それが仕事であり、人生だ。「人と過去を変えることはできないが、自分と未来は変えられる」と良く言われるが、現状(過去の累積の結果)を生かして、常に新たに変える自分づくりが大事である。それは、過去の事実は変えられないが、過去の価値は変えられるからである。失敗は成功の元、時として「先生もそういうことがあったんですか、ビックリしました」言われることがある。読者諸氏もこれに類した事が多々あるのではないだろうか。

 ならば、新たな望づくりは、業務推進のP(計画)D(実行)C(検討)A(処置、新たな対応)のサイクルを回すことと同様だ。回すと言っても下降サイクルでなく、平行サイクルでなく、上昇サイクルに回すのは周知の通りである。この時期、今年を振り返り、新たな望を見出す事も是非スパイラル(螺旋状)に回したいものである。

 手元に小生の元旦に発表した(地元経営者のモーニングセミナー)今年の言葉がある。「おかげさま・感謝の交流」と書いた。人材育成講師として関わる方々(ご依頼者、ご担当者、ご紹介者、受講者・・)にお役に立てる機会への感謝と「おかげさまで、社員(職員・会員)がこう変わってきましたよ」「自信がつき実績がこれだけ数字アップしました」「仕事への取り組み方、生き方に前向きになりました」「話を聴き、元気を貰いました」「素直に自分の強み、弱みに気づきました」等々、感謝いただける様、悔いのない最高実践を施すことを期すことであった。どうだった?追ってみると、研修後、お手紙、電話、メールも頂いた、重ねての機会も頂いた。この事に感謝し、今後への励ましとし、更なる精進への意気込みへと生かさせていただいた。勿論、反省もある。それは後日新たな自分磨きによる気づきから、新たな指導法を発想し、この次にはこの方法を駆使して、より高めることができる。なぜその事に速く気がつかなかった。と先に行っての反省である。

 「昨日の我に今日の我勝つ」「他の人に劣ることを恥じるよりも、昨日の自分に劣ることを恥じる」小生も説く言葉の一つだが、自己成長に望みを持つことが、次の機会により高いレベルでおかげさまに繋げることができるのだ。新たな螺旋状の望は自分磨きも必至条件だろう。それは人から学ぶ事がある。振り返って診ると、先日、尊敬するS社のH社長を取材したおり、「何で会社を大きくしなきゃならないか。それは、自社の製品に誇りを持っているからです。だから多くの人に知っていただき、使って欲しいんです。役立ちたいんです。そのために大きくしていくことなんです。そこに顧客、雇用、社員の幸福、納税等の社会貢献等を高めることも可能になるのです」と悠然と語った。専門メーカーとして確固たる市場を確保し、新たな事業展開も順調に推進している経営手腕の「心意気」に改めて触れ、良き刺激となった。

 新たな年の小生の望も、その心意気を生かし、おかげさまの交流を大きな輪にしていきたいものだ。高く、大きく、広くのキーワードはなぜか心に弾みを付けさせる。目にする情報に「じえじえじえ”」「倍返し」「いつやるか?今でしょ」「お・も・て・な・し」等々の流行語、アベノミクス、ゆるキャラ、世界遺産、東京五輪決定、長嶋、松井氏師弟国民栄誉賞授賞 、最高41度C観測・台風・竜巻被害、食材偽装、悪ふざけ写真公開、ストーカー殺人、日本企業社員イスラエル人質事件、楽天ゴールデンイーグルス日本一、復興事例、原発関連事項・・との今年話題の記事が飛びかう時期である。

 自社、自身の継続的ビジョン、目的、目標自社、自身の今年のPDCを確認し、3現主義(現実、現物、現場)に即して、継続的ビジョン、目的、目標に向けて、更なるランクアップした状態づくりを、迎える新年、何を望んでいくかを考える機会としたいものだ。特に、企業は人なり、人材育成、自分磨きにも着目していただきたい。それは、当社名はHOPE(ホープ)希望、「君が我が社のホープ」「私は我が社のホープ」と、常にトップと社員間での信頼感を確固たるもにしていただきたいからである。そのための支援指導に尽力して参ります。 

   
◆最近の主な出講研修です。
①大手製油会社協力企業新人研修              1 日

 
 6年間「当社の財産は社員、社員の成長した分だけ当社も成長する」とのトップ指針に基づき出講してきた。6月新任トップのもとで初の研修。16(新卒1名、他中途採用者)この時期、採用された凄さと感謝心、当社社員の切り替えの心へ、安全、達成感を創る仕事の進め方、前歴を生かした活躍の有り様・・講義、演習を効果的に組みあわせての研修。前歴で研修体験なしの受講者もあり、緊張感の調整、飽きの来ない進めを試みた。トップ講話から、最終デスカッションの発表にトップ・幹部が助言する方式を生かした企業ぐるみの研修は、新社長様にも評価を得た。終了後は、受講者とのトップ幹部を交えての懇親。中途採用者だからこそ、生きた企画であった。

②若手役員研修                       4H

  ポンプ製造専門メーカー(社員70名)5年間人材育成での関わりであるが、その成果の一端として40代半ばの取締役が2名誕生。既に何回となく研修を一緒した受講者だが、改めて、取締役としての期待、役割、活躍のありようについて人事マネジャーも加わり研修した。進めは、ワークショップ的に、1)なぜ取締役に推薦されたか  2)トップの期待は何か、3)どう応えてきたかその初心と実践したこと 4)課題はなにか   5)今後どう活躍していくか を対話形式で進行とミニ講義を組みあわせた。出された情報、考えをカードに書き、最終的にストリー的に関連づけた。このまとめを社長にプレゼンテーションし、社長からのコメントと今後への期待事項を提言いただいた。その内容について、受講者とトップとのやり取りを介した。事前研修として一冊の書籍を読破、考え方を用意して短時間での効率化を図った。終了後、懇親研修で、豊かさを感じる表情にホッとした。

③新人・社員混合研修                    5H

  前記企業での社員クラス対象。中途採用新人と2年先輩社員を対象7名。社長講話を受けて、当社の倫理経営のすばらしさと素直な対応、仕事の進め方、キャリアの生かし方、報連相を確認し、国際企業らしさのプロとしての活躍の有り様を強めた。結びに研修についての感想と実践の決意を各自から発表し、社長、人事マネジャーからのコメントを組み入れた。勤続、年齢差があったが総じて受講態度に活気あった。重ねてきた育成風土が生きているのかなー・・。

④県内市町村課長クラス研修            3H(午前・午後) 

 
月刊誌(ガバナンス)に執筆した掲載記事を読まれての依頼研修。「職員の意欲を高めるとっておきの方法」をテーマに、上司力が生きる一言、意欲喚起の実践法、活力集団の条件、タイプ別働きかけの実践法、信頼力を増幅する上司の人物的影響力について、講義、事例研究、実践事例紹介とを組みあわせての研修。親しみと、熱心なる受講対応は素晴らしかった。それだけ、日頃の課題解決の一助にできるニーズに合った研修であったようだ。ご担当者の依頼から終了までの気配りにも感謝する出講であった。

⑤後継者塾若手経営者・幹部クラスの話し方研修         5H 

 県倫理法人会主催の後継者塾1年コースの一コマ。既に15年対応した研修。16名、経営者。幹部・管理者としての話力の必要性、話し方のスキルアップ法を演習中心で指導。各自のスピーチをビデオに収録、すぐ再生し診断する(本人、仲間)、小生がOKポイント、努力ポイントを指導しての進め方である。刺激があり、終えた後の各自の安堵感は心地よい。
ちなみに1年間塾生として学び、修了時の成長は、目を見張るほどである。その一役を担える事の喜びを毎年享受できることに感謝。  

      <お役立て情報>
新たな年に向けての研修・講演に尽力いたします。気軽にご相談ください。条件(目的、企業特性、時間等)に対応して、オリジナル企画を提案いたします。 実施意向が固まっておりましたらお打合せに伺います。

◆新任管理者、リーダー、(次期も含め)の早期育成
◆一般層・中堅クラスの活性化、ランクアップ活躍法

◆新人の基本事項、早期戦力化に関して
◆熟練者としての活躍のあり方
●社員・部下力の育成・指導実践法
●コミュニケーション・話し方・聴き方スキルアップ(演習と講義)
●折衝・説明力・説得力のスキルアップ(演習と講義)


 <少人数OK・講師料相談に応じます(無理なく実施できるよう応援します)
201312月3日  澤 田 良 雄記)

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