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 出講後のトップ・幹部との会食時、「教育よりも学習がいいですね。学ぶ人のマインドに違いがあるでしょうし、成果も違いがあります。」との話題となった。学習は自発意思が基点で、教育は受身、教え込まれる感じがある。社内で共感学習と称してトップ幹部が一冊の本を読み読後感等交換し会うとのこと。同書でも異論が交わされ、より視点が広がる面白さがたまらないとの事だ。人は十人十色、その人の蓄積されたインプット(誕生から今日までの蓄積してきた知識、体験、専門力(職業、職種)、教養、環境、持って生まれた条件、対人関係・・今日までの事実データー)から創造される考え方(アウトプット)は皆違うものだ。だから、示される論点の根拠、理由づけにこのインプットが生きてくる。

異論の交わりは、多面的視点を学ぶだけでなく、人相互の理解を深めると共に、物事に対する共通理解を促進することにもなろう。

 さて、「学習」を小生出身企業SII社の電子辞書で引いてみると、①まなびならうこと②(教)過去の経験の上に立って、新しい知識や技術を習得すること、広義には精神・身体の後天的発達をいう。()行動が経験によって多少とも持続的な変容を示すこと、と記されている。一方「教育」については、教え育てること。人を教えて知能をつける事、人間に他から意図を持って働きかけ、望ましい姿に変化させ、価値を実現する活動と記してある。なるほど、学ぶ側の動機と学ぶ場面での取り組み、学んだことの実効について自力か他力かの違いが伺える。改めて、対象者の潜在的意志、能力を無視した上から目線での、一方的詰め込み型熱心さは、一考を要する事もあるなと苦笑した。

 勿論、教育、学習どちらが良いかなどと一概に決めつけることも必要はあるまい。なぜなら研修現場も受講者も10場所10色だからである。

  大事なことは、受講者自身がどう学習意欲を高めるかの働きかけの工夫であるそのキーワードは「うずき」である。そこには「何のために受講するか」の本人の納得から来る心意気である。とかく、自信のある人ほど自意識過剰、おごり、うぬぼれ感情が強いもの、「今さらなんで」の批判的態度も当然持つもの。だからこそ、「何で」「どうして」の受講機会の必要性を説く事(企画部署、上司、講師イントロなど)や、業務目標達成に向けた不足能力のカバーの指導、さらには自己啓発気運風土を醸成することも必要だ。でなければ、研修実施の記録は残るが、育成投資の費用対効果はアンバランスとなろう。

 小生は、ご担当者、トップ幹部を交えての打ち合わせを大事にする。その内容を基にして「何のための研修か」の軸を創る。そして、研修時には必ず、トップ・幹部に研修の軸に添っての講話を冒頭にお願いし、以後、各研修内容項目を結実させていく。だからこそ、受講者の学び意欲と、その後の実践への覚悟を高揚させていただいている。

  今朝も6:00から地元経営者のモーニングセミナーに出席した。(週1開催、35名参加、1時間の学びとその後の朝食会)、既に30年になる。今朝も「幼稚園の水遊びで、フラフープを使って指導していると「僕、イルカだー。この輪を飛べるよ」と言って園児がイルカになりきって輪を飛ぶ恰好をする。「僕もやるー」と次から次へと園児が真似る。そこに新しい遊びが創られる。子供は遊びを作る事が凄い、とO会長の幼稚園園長の談。新聞覧に教職員異動記事が載っていた。何気なく追っていくと、小学校の恩師の名があった。疎遠だった懐かしくなりすぐお花と手紙を送った。「文(ぶん)だろう」そのころの愛称で連絡が来た。当時の思いが蘇る。新米教師だがウマが合い、何故か上野の西郷像、鎌倉へと連れて行ってくれた。今あるのも恩師のお陰。ありがたい。再び交流を深めるとは、メーカーT社長の会員スピーチ。「心を鍛えるには古典を読み込むこと」これはという本を何度も読み込むうちにその考え方、教え、哲学の本質に触れるというのはA講話者の提言だ。

 今朝も多くの気づきがあった。小生の学習意欲が気づきと継続力を生んでいるのだろうか。冒頭の会食談議を思い起こした一時であった。

◆研修実施にも「何故、どうしての」説明責任あり

◆新人指導にはハウツー(作業手順、方法・)の指導だけではなく、ハウ ホワイ(何故、このやり方が重要か)を丁寧に施すこと。

◎御社、団体に即したオリジナル研修をお手伝いいたします。良きパートナーシップをい生かして、実施ニーズの軸づくりをし、実効のあがる研修をいたしましょう。

□最近の出講研修例を紹介いたします。

◆行政中級職員研修                                  2日間

  15年連続での研修である。行政を取り巻く厳しさ、中級職員だからこその業務推進の楽しみ方、住民協働関係でのコミュニケーションスキルアップ(論理的思考、折衝、説明、説得力等)、を加味し、論理構成による説明プレゼン、協力依頼の折衝ロープレ、仕上げはデべート的討論と、講義と演習を最適に組みあわせての進め。毎年新鮮味を加味した工夫を凝らして継続してきた。近隣4市合同研修である。

◆銘菓企業4コース研修の実施                   

 20余年ぶりのお声掛け(この間社内研修は実施)新工場新設にともなう大きな節目の対応研修として次の4コースを実施。

  ①管理監督者コース                  5.5時間

     「改革型上司力向上」を軸に、戦略思考、建設的提案力、リーダーシップ、内外との折衝力、トップブランド企業の顔としての人間力等を、講義と演習で磨き合う。

  ②中堅社員研修                       1日

     「次世代に向けたリーダー育成」を軸に、第一線リーダーの改革力、挑戦力を活かした目標達成の進め方、新たな工場対応での問題解決力、協力関係を創るスキル、自分磨きの法など、講義、グループワークを織り込んでの進め

  ③一般社員研修                      1日

     「コア社員」パワーアップ」を軸にキャリアを生かした活躍の有り様をさらに強めることとし、評判企業はコア社員が創る、キャリアを生かした活躍の革新力、基本スキルビジネス話法、後輩への指導法、さらなる企業の強みづくりへの貢献「提言発表)など演習、講義、グループワークを駆使して進める。

  ④若手社員研修                       1 日

   {実力型社員ランクアップ」を軸に 挨拶人間の魅力、プロとしての活躍条件、実力 社員13の人物条件と診断、ビジネスマナーの確認、対人関係力、10年後の我らの姿と今成すべき事(提言発表)を講義、演習、グループワークでの研修。

*4コースとも事前打ち合わせを重ねて、さらに幹部の講話を入れた。そして各コースのグループワークのテーマに対する提言発表にはコメントと助言を頂いた。可能な限り研修中の傍聴を頂き、時あるごとの摺り合わせもさせていただいた。パートナーシップの生きた研修であった。

*受講者各自は実践目標を設定し、自主管理(担当部門が統轄)のしくみとした。

*さすが、名のある企業ゆえの受講者の学習態度、担当部門の御配慮も見事であった。

◆大手メーカー中堅社員研修      1日

 14年続いての出講である。役付一歩手前(一部役付者)の選ばれた対象者である。2月よりスタートし、小生担当で修講となる。

 「組織貢献する仕事の進め方」を軸に、評判企業づくりは皆の貢献による、その活躍条件、貢献力を高める改革力、累積型実績形成の仕事の進め方、チームワークとリーダーシップ、コミュニケーション・ヒューマンスキルアップ等講義、演習、グループワークを組みあわせて、半年間の研修の確認と今後への活躍の方向性づくりを支援する。

 ご担当者が歴代となるが、毎年打ち合わせを実施し、年度の企業動向、方針、半年間の研修内容を紹介いただき、その年の味付けを施す。

 終了後 社製シューズを頂戴するのも楽しみだ。

◆「組合士総会」での講演                1H

  協同組合等の専務理事クラスは中小企業組合士の資格を有しているとのこと。テーマを「組合企業をまとめるためのリーダーシップ」とし、内容を組織活動の会員の楽しみ4つの条件、忙しいことは会員の評価が高いこと、リーダーシップの確認、協力パワーを醸し出す3本柱、まとめる要の人の人間力、とした。熱心な聴講ぶりは共感要素が合ったとのこと、懇親会での声。
                                                                   
等 々

    ************ <企画提供します> ************

これだけ認識し、実践法がわかれば覚悟が決まる
   若手リーダーの活躍のあり方と実践スキル法

◇ネライ 体験なくしてリーダー的役割を担う事が昨今のリーダーである。気があっても対応能力がなければ自信あるリーダー的活躍は難しい。勿論自身の学習もあるだろうが、一度全体的確認と、スキル体験をしておくことはどうしても必要である。何ごとも守破離のステップが欠かせない。

  今研修は、この事の対応研修としての企画である。少人数でも時を得た研修が肝心である。是非お勧めする。

〔内 容〕
  ①評判企業にみる強さづくりとリーダーの活躍期待

  
②リーダーの立場と成すべき事
  ③目標達成に向けた仕事の進め方と組織活用
  
④人、仕事に対するマネジメント
  ⑤集団力を活かすリーダーシップとは、その実践法
  ⑥組織を動かすコミュニケーションスキル
  ⑦発言力を高める話し方のスキル
  ⑧協力関係を良好にする対人関係力の高め方
  ⑨課題解決への取り組みとその推進スキル

  ⑩部下力を高める指導支援の心へと実践スキル
  ⑪リーダーとしての能力条件と啓発法
  ⑫今後に向けた活躍指針と実践目標

実施方法〕

    目的、時間、人数等の条件により、上記内容の検討(チョイス、追加などをし、オリジナル企画を作成し、実施の運びとする。講師料は相談に応じます。気軽にメールください。
     
                               以 上

 (平成25年7月15日  澤 田 良 雄記)

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