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 本コーナーでは、"髭の講師"の澤田が研修で実際に体験し、見聞した事例を、日誌風に纏め報告しています。
 これまでの研修日誌はコチラ。


熱い・愛・あきらめない  この3つの「あ」を新たな年も。
◆入門時 ワクワク感が溢れる
 3つの「あ」この言葉は坂本博之氏から伺った言葉である。坂本氏は平成のkOキングとの異名をとった元東洋太平洋ライト級チャンピオンで現在は都内でボクシングジムの会長を務めている。先日、経営者の直話には時には涙しその生き様から学ぶ事は多い。氏の人生の歩みは決して平坦ではない。幼少時に両親が離婚、親戚筋宅に預けられる。年子の弟と共に辛苦の日々を送る。時にはザリガニを獲り食べることや、釣りする大人から魚を頂き、焼き、むさぼり食べる事もあった。幸い養護施設に入所される。入所時の直感は「こんなにゆっくりと食事ができる、トイレに自由にいける、殴られることもない、こんな生活があったんだ」と驚いたと幼い頃を回顧された。ボクシングへの目覚めは養護施設でのテレビでボクシング中継を観たとき、体を張って闘っている姿に衝撃を覚え、自分もこのブランかんの中に入ると決めた。しかし、施設ではボクシングジムに通う月謝はない。そこで独自に走りこむ、図書館で技術書を読みあさり自分ができる事から練習を重ねた。高校卒業後ジムに入門、その時の気持ちは緊張するも、しかしワクワク感が溢れていたという。なぜか、夢を叶えるスタートだからである。4回戦デビューでリングに上がるときにはそこまでのいきさつが走馬燈の様にめぐる。勝った。拍手が送られる。それは褒められた喜びに近く心地よかった。以後、全日本新人王、ライト級王座を獲り、東洋太平洋ライト級チャンピオンとなる。熱い想いでの19連勝。そこには、自分に約束した「リングで負けるな。あの惨めな生活に戻るぞ」と言いきかせたていたそうだ。そして世界タイトルに挑む。

◆創業塾も熱い
 新たな事に取り組む。「熱い心」が漲る事はいうまでもない。 講師団として取り組んでいる創業塾での最終項は経営計画のプレゼンテーションである。 熱い想いをどう実現していくか。、商品群はどうする、売り上げ、利益見込みはどうか、場所、設備、資金繰り、市場調査、販路戦略・・をまとめ上げたのが経営計画書である。熱く発表する創業例には、「子供のふれ合いの場としての親子麻雀倶楽部を創ります。それは親子のコミュニケーション不足、近隣の人々とのふれ合い不足の解消です。そこから、子育ての不安解消となる。」「夫婦で手づくりをハムを当市ブランドで製造販売します。美味しく、安心してハムを食べる楽しみ作りです」「独自開発したソフトがあり活用しての事務改善事業を創業します。既に活用企業からは評判を得ています」「親の経営している美容院を新たな魅力を加えて第二創業です。美容師としての各種コンクールでの入賞、店長、エリアマネジャーの経験が必ず生きます」」「<敦子の水泳教室>の創業です。インターハイ出場の実績、既にトレナーとして各種の選手の育成実績があります。シニア層のマスター出場への指導もターゲットにします」「子供服を1日で製作できる教室を創業します。我が子に母として創作、制作した洋服を着せる事の喜びは自分(二人の母)の実感であるからです」「東洋医学を基にした薬膳料理教室を開業します。管理栄養士としての長年のキャリアと学習での知的財産をリンクして、特に成人病予防の役立ちを思い立っての創業です」「企業で人材育成で実績を高めてきた。その自信を独立して広く提供していく。」「シニア向けの海外でのステイ、そして得意分野の指導を加えるその取り次業を創業します。自分がかつて海外留学の経験を生かします」・・・・・との想いの実現に向けた方法、数字を裏付けしての成功シナリオだ。自信あるキャリを生かして市場に打って出るだけに皆熱い。だからこそ試作洋服、試食のケーキ、製品を持ち込み各自に配付しての入れ込みもある。プレゼンテーションする話力も見事。ロジカルスピーキングであり、ウキウキ感が漲る、絶対いけますとの信念に基づく力強さが語調、しぐさ、表情にも伺える。指導にあたった小生の喜びの一端である。

 お聴き頂いた主催者商工会議所T(女性)会頭は陶芸家として独立し、陶芸教室を広く開設、製作販売を展開してきた歩みから「あきらめないこと、今の初心(熱い心)を忘れないで下さい」とエールを送った。指導にあってきた講師団も同感である。だからこそ拍手を送るともにプランと現実のギャップを想定してのアドバイス、苦言も率直に提起する。

それは、講師としての馴れ合いのない優しさと厳しさの愛情である。

◆愛とは心を受け止め思いやることである

 坂本氏の愛の施しは、養護施設、少年院の訪問そしてジムでのトレーニングを通じてである。養護施設は全国の600強の施設を訪れパソコンの提供も成している。そして子供とミットで心を通わし「一番嬉しかった出来事はなんだ。悲しかったことはどんな事だ。怒ったことはどんな事だ」と問いかけ、「さー怒りを込めて打て、悲しさを、辛さを吐き出して打て、思い切って、もっと強く、もっと強く打て」と檄を飛ばす。やがて子供の目にうっすらと涙がうかんで来るという。坂本氏は子供達が醸し出す空気でその内なる心は読めるという。それは自身の幼少の頃の養護施設の入所も含め辛苦の経験、そして栄光への道のりから備わった能力であろう。信条は「人間やればできるんだ」と誰しもが持つ可能性の見出し、実践への勇気を持たせる支援である。

 改めて愛について考えてみよう。愛とはひと言でいうと「相手の心を受け止め思いやること」。なぜ、それは「愛」の文字は真ん中に「心」が来て上下で「受ける」となっている。つまり相手の心を素直に受け止めて、その事に打てば響く言動の施しと考えてみた。そこには相手の話を心から聴く事が大切。そこに言葉から読み取る心の受け獲りもあろうし、言葉そのものだけではなく語調、表情、目線、肩の張りようで語っている心を汲み取る事も欠かせない。そこに本音、本心を掴む実践があるからだ。感受性の豊かさによる包容力の愛の施しがそこにあり「愛で包む」とはそのようなことを言うのである。

 日常業務とリンクさせてみると「お・も・て・な・し」の実践に通ずる。来たる年の東京五輪に関わる言葉として脚効を浴びた言葉であるが、その実践は相手が困り、欲することを察して、その解決のために、自身でできる事はなにかと智恵をはたらかせ、先手で施す事である。即ち相手の心を受け止め、思いやりの気配り上手である。従って肝腎な事は「察する、声なき心を汲み取る、シグナルを感じる」事にほかならない。  坂本氏はジムでの育成はただ力を付けるだけでなく「優しさに裏打ちされた強さ」をモットーに教え込んでいる。

◆あきらめない、そこには支える働き掛けがある

  坂本氏は世界戦に4度挑む。負けた時はどうなる。「兄さん次もやるよね。あきらめないよね」と施設の子供達が寄ってくる。引退との文字も流れた3回目の挑戦もかなわなかった。子供達は「兄さん、やるよね。あきらめないよね。応援するよ」すかさず「やるよ」と答える。なぜ?それは子供達に説いている言葉「あきらめない」この言葉に背くことはできないと覚悟を決めるからだ。体は既に限界を超えていることは承知の上である。4回目挑戦でのリングでの闘いは伝説になる名勝負を成すが敗者となる。施設を訪ねたとき、子供達が皆で創った手づくりのタイトルベルトを送ってくれた。感動の瞬間だ・・・。

 熱く、決してあきらめないと覚悟を決めつつも頑張れば必ず願いならず叶うことが全てではない。その時、今ひとつの心の支えがその辛苦の扉を開いてくれる。その支えとなる人は誰。同期であり、先輩であり、信頼される上司でもある。小企業であればトップである。「あの時、あなたの支えがあったから」「皆で支えあって」との良き結果に対する確認は組織の持つ素晴らしさである。こんな支え合いの一例が今年の流行語大賞に輝いた「ONE TEAM」でもある。1年間240日に及ぶ強化合宿でチーム力を強固にし「チームで勝つ」を合言葉に闘ってきた。従って「勝利は奇跡でなく、必然である」との言葉は勝利後の選手の言葉だ。しかし、代表に選ばれない、選ばれてもジャージに袖を通す事が出来ず水係に徹した選手もいる。ピッチに立って思う存分活躍できる選手を支えている人だ。だからこそ、時には褒め、時には、檄を飛ばし、励まし、心の安定への施しもあろう。そこに支えあうチームで勝つ合言葉が生きている。他のスポーツでもコーチも含め同様であることはいうまでもない。

 勿論、点滴石をうがつ、積小為大、塵も積もれば山となる・・の言葉があるように本人が初心を忘れず、例え小さな事でも熱き心で努力を継続していくことが前提である。坂本氏の結びの言葉は「熱を持って接すれば、熱を持って返ってくる」であった。支える力は本人の発する「熱ーい実践」の姿に触発される現実である。

◆新たな年にタスキを繋ぐ

 令和元年師走。地元経営者にお役立て情報として国内外、県内、市内の「今年の重大ニュ-ス」、流行語大賞、今年の漢字等提供した。トップ幹部として年末、年頭なにかと挨拶場面が多い事にお役に立てればとの想いである。作成の過程で面白いのは、今年の・・・ともに過去3年、5年、と確認認できることだ。例えば今年の漢字でも今年は「令」=元号が令和に改まる。古典出展初の元号、昨年は「災」北陸豪雪、大阪北部地震、北海道地震等災害が相次いだ、一昨年は「北」2,016年は「金」、2,015年は「安」であった。何故この文字が選ばれたかの解説に注目するとその年の特徴が再認識できる。師走、今年を振り返る時にこのトレンド的視点で捉えてみる事は極めて大切なこと。過去を知り、現在の進化ぶりを素直に捉え、是々非々で評し、予測を加味して新たな想いを創る、これが新たな年へのタスキである。決して、過去、今年をリッセットはできない。なぜなら、何事も点対応でなく線対応で成すべきであり、その線が可能な限り、上昇型スパイラル状態を目指すと肝に銘じているからだ。上昇型スパイラル状態を目指すと肝に銘じているからだ。

 そのためには、何をする。それは新たな学びをすることだ。令和の新時代、新陛下のお言葉に「自己の研鑽に励み」、そして新皇后陛下のお言葉に「自己研鑽を積んで」とありました。新たな時代、新たな自分づくりだからこそ新たな学びによる新たな智恵を産みだし新たな、実現を成す変化ある活躍を楽しむ事である。企業にとっては新たな人材育成を施す、それにはどうする・・・・。

●研修・講演をお引き受けします。実施条件(目的、対象者の特性、人数、予定時間、そしてご予算)に対応し、オリジナル企画での実効の上がる研修とします。実効とは目的に即して受講者が変わる実践をする事です。お気軽に当メールの返信をナされて下さい。

(令和元年12月 研修・講演鬚講師 澤田 良雄筆)     

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